ツマグロ- メジロザメ科 -

ツマグロ写真1
分布
ツマグロはハワイまでの太平洋海域、インド洋、紅海、東地中海などの広い地域で主に見る事ができます。
活動時間帯
昼夜を問わずに活動しています。
ツマグロ写真2
その他の名称
端黒、妻黒
英名:[Blacktip reef shark]
学名:[Carcharhinus melanopterus]
大きさ
体長は1.6mほど。
大きいものでも2m位。
特徴
ツマグロは熱帯の潮間帯から水深30m程度の非常に浅い海に主に生息しているサメで、浅い海を巡航するという習性から海の上からでも背びれが見える事が多く発見は難しくありませんが、水深が浅すぎる為、潜って観察する事は難しいとされています。

ツマグロの体の特徴としてはスマートでサメらしい形が挙げられますが、尾びれ、尻びれ、尾びれの先に黒色の斑紋があり、これがツマグロを見分ける為の大きな特徴となっています。
ツマグロの背の色は灰色またはハジバミ色で腹の部分は他のサメでも多く見られるような白色で、ツマグロの脇腹には縦縞が見られます。

ツマグロは体もあまり大きくなく、臆病である為、基本的には人を襲うようなサメではありませんが、海水浴客の足に噛み付いたとの報告もあるので、見かけた場合はあまり近づかない方がよいでしょう。
ツマグロの妊娠期間は約16ヶ月で、一度の出産で30~50cm位の幼魚を2~4匹ほど出産します。
ツマグロは生息範囲が広く、水族館などで飼育されている事もある為、比較的見る機会が多いサメだと言えます。