ホオジロザメ- ネズミザメ科 -

ホオジロザメ写真1
分布
ホオジロザメはオーストラリア南部、南アフリカ、アメリカのカリフォルニア州、地中海の沿岸など広い地域に分布していますが、その生息地域は温帯海域に限られ、局地的なものだと言われています。
また、冬には熱帯や亜熱帯地域でも見られる事があるようです。
活動時間帯
昼間に活動しています。
ホオジロザメ写真2
その他の名称
ホホジロザメ、頬白鮫
英名:[Great white shark]
学名:[Carcharodon carcharias]
大きさ
平均的な個体は4~5m。
最大クラスのものだと7m以上、重さも3トンを超えます。
特徴
ホオジロザメは映画「ジョーズ」で有名になった巨大で凶暴なサメで最高時速は25キロに達するとされ、100リットルの海水に1滴でも血液が含まれているとそれを感知し、襲ってくると言われている優秀なハンターです。
しかし、基本的には人を狙って襲ってくる事もありますが、通常はアザラシやオットセイなどのやや小型の鰭脚類の動物を主に捕食しているようです。その為、鰭脚類の集団生活地域によく現れますが、鰭脚類以外の多くの魚類もホオジロザメの餌となっています。

ホオジロザメは真っ黒な特徴的な目をしており、背は灰青色または灰褐色で、腹部は真っ白です。また、背部と腹部はじょじょに色が変わっている訳ではなく、不規則なラインではっきりと分かれています。
ホオジロザメの歯は予備のものを合わせると300本以上あり、形は綺麗な三角形で長さは7.5cmほど、肉食のサメの中でも非常に鋭い歯をしています。

ホオジロザメのメスは1回の出産で幼魚を2~14匹産むとされていますが、成長が遅く、人間にとって危険な種であった為か現在では絶滅の危機に瀕していると言われています。