シノノメサカタザメ- シノノメサカタザメ科 -

シノノメサカタザメ写真1
分布
シノノメサカタザメはインド洋および太平洋の熱帯海域に分布しています。
活動時間帯
シノノメサカタザメは昼夜を問わず、やや活発にせ活動しています。
シノノメサカタザメ写真2
その他の名称
東雲坂田鮫
英名:[Bowmouth guitarfish]、[Shark ray]、[Mud skate]
学名:[Rhina ancylostoma]
大きさ
最大体長は3mほど、体重は130kg以上にもなります。
特徴
シノノメサカタザメはサメと名前がついていますが、実は分類上はエイの仲間であり、そのエイのような頭部とサメのような尾を合わせ持つ非常にユニークな形状で知られているサメです。

シノノメサカタザメはエイの仲間ですが、サメのようにしっかりとした体格と、尾を振って泳ぐ姿などはサメにそっくりでサメの名がついたのがうなづける魚類だと言えます。また、背は弓なりにかなり膨らんでおり、ハッキリとした縦の隆起線が見られます。

シノノメサカタザメの体の特徴としては鰓孔(さいこう)が多くのサメのように側面ではなく、腹部についている事などで、その他にも背の色は濃い灰色をしていますが、その上にやや明るい灰色をした斑点が背の部分の全体を覆っており、この斑点は尾に近づくほど、密度が高くなっています。

シノノメサカタザメの生態の特徴は基本的にあまり大きく移動しない定住性の魚類ですが、縄張りなどの感覚はないと思われ、餌となるものは硬骨魚や多くの軟体生物、カニやエビなどに代表される甲殻類です。

尚、シノノメサカタザメは現在でも人の手によって漁をされ続けている事によって数の減少している為、種の存続が心配されるような事態に陥りつつある生物となっています。