ウバザメ- ウバザメ科 -

ウバザメ写真1
分布
ウバザメはアメリカ大陸、東南アジア、オーストラリア大陸、アフリカ南部、北ヨーロッパなど世界中の温帯および寒帯海域に広く分布しています。
また、日本全域で見られます。
活動時間帯
ウバザメは昼間に活動しています。
ウバザメ写真2
その他の名称
姥鮫
英名:[Basking shark]
学名:[Cetorhinus maximus]
大きさ
メスは平均的な個体の全長は9~10m。大きなものでは約12mにもなります。
オスはメスに比べて体が小さく5~6m程度にしかなりません。
特徴
ウバザメは現在、わかっている範囲ではジンベエザメに次ぐ2番目の大きさを誇っている魚類であり、大きいものでは平均的なジンベエザメ位の大きさのものもいます。また、写真を見ても分かるとおり、その巨大な口も大きな特徴となっており、ジンベエザメと同じく人に危害を加える危険性が低いサメです。

ウバザメの体の特徴としては大きな鰓孔(さいこう)と、大きな口が挙げられますが、この口は常に2000リットル以上の水を濾過していると言われており、その水に混じったプランクトンなどを食べて、この大きな巨体を維持しています。
また、体の背の部分の色は暗い灰色または黒っぽい灰色をしており、腹の部分は白っぽい色をしています。

ウバザメのメスは食卵タイプの胎生で生殖を行うと考えられており、生まれたばかりの幼魚でも1.5~1.8m位あるとされています。

尚、ウバザメは海岸に打ち上げられた遺骸が腐ってかなり奇妙な形になっている事がある事から、ネッシーの死体ではないかなど様々な憶測をもたらした事もあり、大きな話題となった事でも有名です。